消化器疾患 実績件数
※1 三井記念病院 部門システムより算出
※2 DPCデータより算出
※3 2016年1月1日~2018年12月31日実績
上記の手術・治療法については、保険適応になります。
“安全に、確実に”をモットーに、スタッフが連携して治療にあたります。
※1 三井記念病院 部門システムより算出
※2 DPCデータより算出
※3 2016年1月1日~2018年12月31日実績
上記の手術・治療法については、保険適応になります。
当院の消化器外科は東京都千代田区や台東区周辺の基幹病院として、日々多くの方の治療にあたっています。大病院では 縦割りの組織になりがちなため、スタッフ間の連携がしづらいことが多いですが、当科は若手から役職者が集まるカンファレンスを頻繁に行い、消化器外科領域全般にわたってスタッフ間の連携や意見交換を積極的に行っています。そうすることで患者さんを全人的に診ることができ、“安全”で“確実”な外科治療を提供できると考えています。
また、当科は各スタッフの自主性を尊重し、新しい治療技術の習得促進や、若いスタッフでも意見が言える環境づくりを心掛けています。
2019年の3月より手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した直腸がん手術が当院で保険適用となりました。
また、形成外科を開設し、顕微鏡下に血管再建を同時に行う肝胆道領域の進行癌切除手術を行える体制となりました。消化器疾患の手術が必要とされた方は、是非当院消化器外科にご相談ください。
東京大学医学部附属病院や癌研究会附属病院、米国エモリー大学病院、信州大学附属病院、順天堂大学附属順天堂医院で約35年、肝胆膵の悪性疾患を中心に外科治療を担当。2018年6月より三井記念病院の院長に就任。
病院全体の運営を行いながら肝移植を除く肝胆膵領域の高難易度な手術を継続的に実施。
これまでの執刀数は、肝切除 約2,500例、膵切除約1,000例、肝移植約300例など。
大腸がん(直腸がん)への体に優しい手術が可能になりました。
ロボット支援下手術は、今までの内視鏡下手術(腹腔鏡手術)の利点をさらに向上させた治療法です。
通常の腹腔鏡手術では医師が直接鉗子を操作して行いますが、〝ロボット支援“と言われるように鉗子の操作はロボットアームにより行われます。執刀医は通常の手術同様外科医が行います。執刀医は「サージョンコンソール」という機械に座り、術野の3D画像を見ながら、4本のロボットアームを遠隔操作します 。
通常の腹腔鏡手術ではポートに入れた鉗子の先が開閉するだけですが、「ロボット支援下手術」では鉗子の先が人間の手首と同じように自在に曲がるので可動域が広くなります。
また、鉗子には人間のような関節があり、腹腔鏡下手術では不可能だった「手」の様な動きを再現できます。
当院の手術で用いる手術支援ロボットは「ダヴィンチXi」です。米国インテュイティブサージカル社が開発した手術用ロボットで、ダヴィンチXiは第4世代にあたる最新鋭機です。
このロボットを熟練した外科医が操作することで、より安全かつ侵襲の少ない手術を行うことが可能になりました。
また、2019年の3月より手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した大腸がん(直腸がん)手術が当院で保険適用となりました。
ロボット支援下直腸手術の様子
大腸がんの中でも肛門に近い直腸にできたがん(直腸がん)は狭い骨盤内で隣接する他臓器を損傷せずにがんを摘出する必要があるため、繊細な手術操作が課題でした。その課題を克服する可能性のあるロボット支援下手術が保険適用になり、当院でも手術を行っています。
ロボット支援下手術は従来の開腹手術や腹腔鏡手術と比べ、より繊細で精密な手術が可能です。
繊細な手術を行うことにより根治性、肛門・排尿・性機能などの機能温存の向上が期待できます。
特に直腸に密接する骨盤神経叢(排尿や性機能を担っている神経)を繊細な操作で丁寧に温存することにより、術後の排尿・性機能の保持や早期の回復が期待でき、後遺症の少ない、体に優しい手術が可能です。
また、従来の腹腔鏡手術よりも骨盤深部での手術操作が可能になるため、従来よりも肛門に近い腫瘍であっても肛門を温存できる可能性が高くなります。
ダヴィンチの詳細はこちらをご覧ください。
これまで右の肋骨の隙間から手術器具や手を入れて、右肺を押さえながら行ってきた胸からの食道がん手術を、鎖骨の窪みのところのキズと、腹部の小さなキズ(腹腔鏡の胃切除と同じ形)からで行い、肺を圧迫したりつまんだりすることなく完了できる手術法です(図参照)。
従来からあった、非開胸食道抜去術とは異なり、鏡視下手術(手術用の内視鏡で観察しながら行う手術)の利点を活かして、気管の周りや心臓の後ろにある転移を生じやすいリンパ節を、胸からの手術と遜色ない範囲で切除することができるので、がんの根治手術として適用されるようになりました。
縦隔鏡食道手術の原型は30年ほど前から考案されていたようですが、ここ5年間で日本の食道外科医の間で広まり、2018年4月より本邦の保険医療として承認され、全国的に行われるようになっています。
食道がん手術といえば、なんといっても術後の肺合併症が問題となります。ゼロにすることは困難であり、日本でも手術後に15%程度の患者さんが発症します。
縦隔鏡下食道亜全摘は術中の肺への負担が少ないため、肺合併症の発生率がかなり低減されることが示されており、また、手術後の歩行開始も、術後集中治療病棟から一般病棟への移動も早く可能となりますので、術後入院期間も従来の3−4週間より1週間程度短縮しております。
リンパ節転移の数が多い場合や、大きな病巣となった進行がんでは適用が困難ですので、早期がんやそれほど大きくない進行がんが適用の対象となります。また、80歳を超える方や、結核やアスベスト被曝などで胸からの手術に困難が予想される患者さんにはとくに有用な手術法です。
実施の歴史が浅い術式ですので、長期の治療成績はまだ明らかになっていませんが、安全性、および、身体への負担(手術侵襲)が明らかに少ないことは既知のこととなっております。
2018年4月から保険術式として日本で導入され、当院では 昨年より導入しております。患者さんに利点欠点をよくご説明しながら、可能な場合は本術式を選択していただいて おります。本術式に関していつでもお問い合わせください。
当科では、上記記載以外にも様々な疾患に対応しています。詳細はこちらのページをご覧ください。
患者さんの中には複数の病気をお持ちの方がおり、治療にあたってはその病気にも注意を要する場合があります。
当院は33の診療科それぞれに専門スタッフがおりますので、院内で連携を取りながら病気を総合的に治療することができます。
術後は十分なリハビリを計画・実施し、患者さんがご自宅に帰られて日常生活にスムーズに戻ることができるよう支援し、退院して頂くようにしています。
2016年11月20日にJCI(Joint Commission International)の認定を取得しました。
国際水準の医療を提供するため患者安全と医療の更なる質の向上に日々取り組んでいます。
JR線秋葉原駅から徒歩約7分の場所にありアクセスしやすい立地です。
また、秋葉原は東京メトロやつくばエクスプレス、都営新宿線とも繋がっているため、都内だけでなく関東近郊からも来院しやすい環境です。
肝胆膵外科
消化器外科、食道がん、食道良性疾患
特に下部消化管外科、腹腔鏡手術(単孔式手術、拡大手術)
消化器一般、腹部救急領域
肝胆膵外科
上部消化管外科
当院をご利用になる際には、事前に「診療予約」が必要です。
受診を希望される方は当院宛ての診療情報提供書(紹介状)をご用意の上、予約センターで予約されてからご来院ください。
紹介状のない方はお近くのクリニック、またはかかりつけの医師から紹介状をいただいてください。
初診に際して、当日やむを得ない理由で紹介状をお持ちいただけない場合は、保険外併用療養費の特別料金として8,800円(税込)をご負担いただきます。