グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




消化器外科



概要特色

【 特色1 】消化器がんと救急疾患
消化器外科各領域の疾患を取り扱う専門医が、消化器がんには標準的な手術治療、地域の救急疾患には迅速な手術治療のどちらも実施しています。

【 特色2 】手術件数は毎年増加
2020年のコロナ蔓延以後も、救急疾患を積極的に受け入れたこともあり、ここ5年間は毎年手術数が増加しています(手術実績の表をご参照ください)

【 特色3 】専門性の高い手術治療を提供
がん専門病院、大学病院と同じように肝胆膵外科高度技能医修練施設(B)、食道外科専門医認定施設の両者に認定されており、ロボット手術、縦隔鏡手術といった専門性の高い手術も実施しています。また形成外科との合同手術により血管の再建や自己組織を用いた術式を採用するなど、より複雑な手術をも行なっています。

【 特色4 】身体への負担が少ない手術=低侵襲手術
がんの治療ガイドラインで推奨されている標準治療を遵守しながらも、患者さんのご病状・身体の状態に応じて最適と思われる治療をお勧めします。 身体への負担がより少ないとされている鏡視下手術(腹腔鏡・胸腔鏡・縦隔鏡による手術)も積極的に活用し、食道、胃、大腸のがんの手術の ほぼ全例が鏡視下手術となっています。

【 特色5 】心臓病、透析の必要な腎臓病の患者さんにも手術を提案
心臓のご病気(特に狭心症や弁膜症)の方、人工透析の必要な方、高齢の方など、他の病院で手術を提示されなかった方の手術のご相談もお受けしております。 循環器内科、心臓血管外科、糖尿病代謝内科、腎臓内科のサポート体制のもとで、リスクのある患者さんには術前の評価を十分に行い、可能と判断される場合は 積極的に手術を行なっております。

【 特色6 】がんの治療では診療科の連携を重視
消化器内科、臨床腫瘍科、放射線治療科・診断科、医療連携部それぞれの医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーが集まる、キャンサーボードと呼ばれる ミーティングを介して、外科治療以外にも放射線治療、化学療法(薬物治療)の最適な組み合わせを検討しています。このような取り組みから当院は2011年から東京都認定がん診療病院に指定されています。

主な対象疾患と手術の特色

当科では高い専門性を持ったスタッフ(指導医)が各自の専門領域を分担して担当しています。食道、胃、肝胆膵のスタッフがそれぞれ担当する手術をご紹介します。
食 道 食道がんの手術のほか義歯や魚骨の誤飲、食道破裂、食道裂孔ヘルニアなどを手術しています。
食道切除では肺に負担のかかりにくい縦隔鏡手術を採用しています。
『 縦隔鏡下食道亜全摘 』についてはこちらへ
胃がん、胃GISTが主な対象疾患です。ほぼ全例でロボット支援下手術を含む腹腔鏡手術を完遂しています。
『 ロボット支援下胃切除 』についてはこちらへ
肝臓、胆嚢胆管、膵臓 『 肝胆膵外科 』についてはこちらへ
大 腸 「大腸外科」のページをご参照ください
*大腸外科とは同じ診療科として診察治療にあたっています。
【 外来受診の注意事項】 鼠径ヘルニア、虫垂炎、胆のう炎などは一般外科外来で診察を行っています

手術支援ロボット「ダヴィンチ Xi」について

当院の手術で用いる手術支援ロボットは「ダヴィンチXi」です。米国インテュイティブサージカル社が開発した手術用ロボットで、ダヴィンチXiは第4世代にあたる最新鋭機です。日本では2009年11月より薬事承認され、2012年に前立腺がんでの前立腺全摘除術、2016年に腎臓がんでの腎部分切除術に対しダヴィンチ手術の保険が適用となりました。以降、泌尿器科領域を筆頭に、婦人科、心臓外科、呼吸器外科、消化器外科(胃、大腸、食道、肝胆膵)領域において急速な広がりをみせ、各種の様々な臨床試験を経て、2018年4月1日より、更に12項目のロボット支援手術が保険適応となりました。

【 精密な操作 】
慎重な操作の際に出やすい手の震えが緩和されるうえ、手首から指先のように曲げられる多関節の機能により、大変精密な作業が可能です。乗り物でいえば運転席にあたるコンソールでの執刀医の指先の操作は、ロボットアームに伝えられ体の中で再現することができます。

【 体内奥の狭い場所で能力を発揮 】
食道は左右の肺の間にあり、さらに、心臓および気管と脊椎(背骨)に挟まれるような位置にあります。胃がんでは転移をきたしやすいとされるリンパ節の一部が膵臓と密接で、傷つけずに手術するためには特に正確な手術操作が要求されます。直腸は骨盤を構成する骨に囲まれた狭い場所に膀胱、前立腺、子宮などと密接な位置関係にあります。このように狭くて深い場所でも、執刀医はあたかもテーブルの上に肘をついて模型を組み立てるような体勢で手術器具の正確な操作を実施できます。

【 手術を実施する執刀医(術者)がカメラと3本あるロボットアーム全てを操作できる 】
右手、左手のほか「3本目の腕」があり、3本のロボットアームを切り替えながら操作することが可能で、全て執刀医が操作します。助手、カメラ助手の経験や能力が手術に与える影響が少なく、執刀医の手術技術がよく反映されます。

※下の画像をクリックすると詳細をご覧いただけます

担当医師

院長,外科部長

川崎 誠治(かわさき せいじ)

学会認定
日本外科学会外科専門医・指導医
日本肝臓学会肝臓専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医

専門分野
肝胆膵外科

当院消化器外科の特徴について

〔 画像をクリックすると拡大します 〕

部長(消化器外科・がん診療センター)

森 和彦(もり かずひこ)

森 和彦

 

学会認定
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本食道学会食道外科専門医
日本食道学会評議員
da Vinci System training as a Console Surgeon

専門分野
食道外科

部長(大腸外科)

学会認定
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
da Vinci System training as a Console Surgeon
日本腹部救急医学会腹部救急認定医
日本内視鏡外科学会ロボット支援手術プロテクター
             (消化器・一般外科)

専門分野
下部消化管外科

科長

河野 義春(こうの よしはる)

学会認定
日本外科学会外科専門医
日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能専門医・
評議員
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医

専門分野
肝胆膵外科

科長

吉村 俊太郎(よしむら しゅんたろう)

学会認定
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本食道学会認定食道科認定医
Robo-Doc Pilot認定医(国内B級)
da Vinci System training as a Console Surgeon

専門分野
上部消化管外科

医員

關 裕介(せき ゆうすけ)

学会認定
日本外科学会認定外科専門医

専門分野
肝胆膵外科

医員

長久保 源太(ながくぼ げんた)
学会認定
日本外科学会認定外科専門医

医員

嘉島 相堯(かしま さんよ)


実績(2023年)

年間手術件数の推移(消化器外科・大腸外科)

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
637件 650件 612件 686件 741件 766件 821件 900件
【 前年比 】 1.0倍 0.9倍 1.1倍 1.1倍 1.0倍 1.1倍 1.1倍
※2023実績 緊急手術183件
【 月別の手術件数  ※2021年~2023年消化器外科手術 】

※2023年緊急手術件数(入院から24時間以上のものも含む) 183件

疾患別手術件数の推移(消化器外科・大腸外科)

外来診療表

当科の外来診療表はこちらからご覧いただけます。
外来診療表はこちら