グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > お知らせ > 「第34回公開臨床病理検討会(CPC)」 5/2(水)開催

「第34回公開臨床病理検討会(CPC)」 5/2(水)開催


平成30年4月吉日
社会福祉法人 三井記念病院
病理診断科

拝啓 時下ますますご清祥の段 お慶び申し上げます。
下記の通り、第34回公開臨床病理検討会を開催致します。皆様の御参加をお待ち申し上げます。
日時 平成30年5月2日(水) 
19:00~20:00
場所 三井記念病院 外来棟7階 講堂
地図・交通のご案内
内容 検討症例 70代、男性
臨床診断 悪性リンパ腫疑い、慢性関節リウマチ疑い
既往歴 40歳 高血圧症、41歳 糖尿病、57歳 糖尿病性網膜症で光凝固、65歳 心筋梗塞
臨床経過 2009年頃から労作時呼吸困難を自覚。2010年、人間ドックで間質性肺炎を指摘。2010年5月、当院呼吸器内科で精査、CT上ごく軽度の網状影のみ。外来 follow upとなった。
2012年末、腎機能低下あり他院から当院腎臓内科紹介。腎硬化症の診断で follow up、徐々にクレアチニンが上昇。
2016年4月、抗核抗体 80倍、PR3-ANCA 6.7(正常3.5未満)。総蛋白/アルブミンの解離、IgG高値が認められ精査したが、M蛋白は陰性。
2017年4月、食思不振、発熱で入院。入院時貧血、血小板減少、炎症反応高値があり精査の結果、Reumatoid Factor高値、抗CCP抗体陽性、MMP3抗体陽性など、慢性関節リウマチを示唆するデータが得られた。IL-2R高値から悪性リンパ腫も疑われた。また感染を契機に補体が低下。クリオグロブリンが弱陽性。何らかの自己免疫疾患が存在していると考え PSL30mgを7月末から導入。食思不振は改善。5月、透析導入したが、8月中旬、透析施行10分程度で血圧が低下するようになり、以後透析は行わない方針となった。8月末、早朝呼吸苦訴えあり。せん妄エピソードも出現したため、ご家族と相談の上、鎮痛鎮静目的にモルヒネ、ミダゾラムを導入。導入の翌日、徐々に心拍数が低下し死亡した。
臨床上の問題点
検索希望事項
  1. RF高値、抗CCP抗体陽性、MMP3抗体陽性であり、臨床的には間質性肺炎先行型の慢性関節リウマチで矛盾はないと考えた。しかし関節痛はない。また高γグロブリン血症や IL-2R高値は関節リウマチらしくない。間質性肺炎は特発性か?膠原病関連か?
  2. 画像上リンパ節の腫大はないが、悪性リンパ腫は存在するのか?血管内リンパ腫なのか?
申し込み 平成30年5月1日(火)までに、地域連携室へE-mallまたは、お電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。

お申込み・お問い合せ

三井記念病院 地域医療部 地域連携室
〒101-8643 東京都千代田区神田和泉町1番地
受付時間:月曜日~金曜日 8:30~17:00(土曜日:12:30)
電話:03-3864-7900
FAX : 03-3864-7901
Emall :chkiryo@mitsuihosp.or.jp