グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > お知らせ > 「第38回公開臨床病理検討会(CPC)」3/6 (水)開催

「第38回公開臨床病理検討会(CPC)」3/6 (水)開催


社会福祉法人 三井記念病院
病理診断科

拝啓 時下ますますご清祥の段 お慶び申し上げます。
下記の通り、第38回公開臨床病理検討会を開催致します。皆様の御参加をお待ち申し上げます。
日時 平成31年3月6日(水) 
19:00~20:00
会場 三井記念病院 外来棟7階講堂
地図・交通のご案内
内容 検討症例 40代、男性
臨床診断 アルコール性肝硬変症、上部消化管出血
既往歴 アルコール性肝炎で10年前と1年前、他院に2回入院
生活歴 飲酒:ウイスキー380ml + ハイボール350ml缶2本を、毎日少なくとも8か月継続。居酒屋勤務。
臨床経過  1年前頃から右季肋部の違和感を自覚。最近5か月で体重が5kg減少。1か月前、皮膚の黄染を母親に指摘され前医を受診。血液検査で T-Bil 14.5、D-Bil 10.6、腹部エコーで総胆管の拡張が認められ、閉塞性黄疸の診断で当院紹介入院。
 入院時 167cm、66.8kg。WBC 13.6、HGB 11.5g/dL、Htc 32.3%、Plt 11.5、Alb 3.3g/dL、T-Bil 15.1mg/dL、D-Bil 11.7mg/dL、AST 183U/L、ALT 52U/L、γ-GTP 1621U/L。HBs抗原(-), HCV抗体(-)。腹部エコーでは、肝輝度の上昇、右葉腫大、肝縁の鈍化が認められた。総胆管の拡張はみられなかった。CTでは、肝腫大と肝濃度のびまん性低下が認められた。下痢、電解質異常もあり。入院後、プレドニン30mgを3日間投与したが血液データに改善なく、投与を中止。その後T-Bil 29まで上昇。また肝腎症候群と思われる腎障害も生じ、Creat 3.17となった。
 入院1か月後、これらの経過をふまえ予後不良の可能性を説明したところ、自宅療養の強い希望があり退院した。
 自宅で黒色調の吐血が数回あり、退院後4日目に救急要請。来院時、血圧 80、脈拍 100程度のpreshock状態。HGB 6.5mg/dL。内視鏡による止血の説明をしたが、本人・母親はそれを希望せず、輸血・輸液で対応。再入院第2病日、死亡した。
剖検により
検索すべき事項
  1. アルコール性肝硬変かどうか?
  2. 上部消化管出血の出血源
申し込み 平成31年3月5日(火)までに、地域連携室へE-mallまたは、お電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。

お申し込み・お問い合せ

三井記念病院 地域医療部 地域連携室
〒101-8643 東京都千代田区神田和泉町1番地
受付時間:月曜日~金曜日 8:30~17:00(土曜日:12:30)
電話:03-3864-7900
FAX : 03-3864-7901
Emall :chkiryo@mitsuihosp.or.jp

PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。