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「第37回公開臨床病理検討会(CPC)」11/7 (水)開催


社会福祉法人 三井記念病院
病理診断科

拝啓 時下ますますご清祥の段 お慶び申し上げます。
下記の通り、第37回公開臨床病理検討会を開催致します。皆様の御参加をお待ち申し上げます。
日時 平成30年11月7日(水)
19:00~20:00
会場 三井記念病院 外来棟7階講堂
地図・交通のご案内
内容 検討症例 60代、男性
臨床診断 解離性大動脈瘤術後グラフト感染の疑い、感染性脳出血疑い
既往歴 高血圧症。2016年、急性大動脈解離(Stanford A)に対して弓部置換。
臨床経過  5月頃から左眼奥の痛みが出現。同じ頃から38度前後の発熱、全身倦怠感が連日続いた。5月末、近医受診し、CRPの高値と頭部CTで左側頭動脈の拡張を指摘された。

 6月初旬、当院膠原病内科外来を受診。血液データは、CRP 6.86mg/dL(0-0.01)、BNP 449.4pg/mL、血沈 68㎜(0-10)、WBC 8.3、Hb 10.0g/dL。当院CTでは側頭動脈炎を示唆する所見なく、外来follow upとなる。
 
 7月、39度の発熱あり。PET-CTで、大動脈弓部に集積が確認されたが、術後性変化か感染によるものかの鑑別は困難であった。7月末から右手の脱力を自覚。近医での頭部CTで、左前頭葉に浮腫を伴う微小出血を指摘され、当院神経内科受診。血液検査で Hb 6.3、Hct 20.2、WBC 9.2、Plt 12.2。当院CTで、発熱やCRP高値の原因となる病変、出血源は認められなかった。同日神経内科入院。脳神経学的異常所見はなかった。左前頭葉の病変は造影MRI上、脳腫瘍が疑われた。

 入院第2病日、静脈血から連鎖球菌が検出された。第3病日、D-dimer上昇があり、心臓血管外科にCT画像をコンサルトしたが、グラフト感染を積極的には疑わないという返答。同日夜、意識レベル低下、右上下肢麻痺が出現。左瞳孔散大。血圧190mmHg。CT上、左頭頂葉皮質下の出血性病変が増大。その後JCS Ⅲ- 300となり、意識状態、自発呼吸の改善なく、第12病日死亡した。
臨床上の問題点
検索希望事項
  1. 解離性大動脈瘤術後のグラフト感染はあるか?
  2. 脳の病変は出血か?(感染性脳動脈瘤による出血?)腫瘍からの出血か?
申し込み 平成30年11月6日(火)までに、地域連携室へE-mallまたは、お電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。

お申し込み・お問い合せ

三井記念病院 地域医療部 地域連携室
〒101-8643 東京都千代田区神田和泉町1番地
受付時間:月曜日~金曜日 8:30~17:00(土曜日:12:30)
電話:03-3864-7900
FAX : 03-3864-7901
Emall :chkiryo@mitsuihosp.or.jp

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