検査を受ける方へ
患者さんへお願い
検査後の検体についてのお願い
検査を終了した後に残った検体(血液・尿など)を用いて、検査に必要な精度管理や基準範囲の設定、新試薬と現有試薬の比較評価などの検査の業務や検討、医学教育、また異常データや病態の詳細な解明を行っております。この際、重要な結果が判明した場合には、研究や学会において報告して医学の発展に貢献できるよう努めております。当院ホームページの臨床研究に関する情報公開について(オプトアウト)をご参照ください。
細菌検査データの集計・分析についてのお願い
患者さんが細菌検査を受けた際に検出された細菌の菌名や、抗菌薬(抗生物質)に関するデータの集計・分析を行っています。 個人情報とは連結できないように行っていますが、承諾していただけない場合はお申し出ください。
採血のある方
採血前の注意点
- 主に腕から採血しますので、袖のきつい服の着用は避け、肘上まで出しやすい服装でご来院ください。
- 下記に該当する方はスタッフにお申し出ください。
- 採血時にご気分の悪くなられる方
- 消毒薬や手袋などにアレルギーをお持ちの方
- 血液透析中の方・シャントのため血管を確保している方
- 乳房切除手術を受けられた方
- 採血に関して、ご質問、ご希望、ご不安な点のある方
- 検査内容・結果判断においてご不明な点は、担当医にご相談下さいますようお願い致します。
採血後の注意点
- 採血後は採血部位を手で5分間程度圧迫し止血してください。
※血が止まりにくい薬(ワーファリンや抗血小板薬など)を服用されている方は、止血が確認できるまで長めに圧迫し止血してください。 - 採血した腕ですぐに重い荷物を持ったり、杖をついたりしないでください。
- 袖は30分間、まくったままでいてください(血が漏れ出て衣服を汚すことがあります)。
- 時には採血部位が青くなることがありますが、1~2週間ほどで消えます(ご心配な場合はご相談ください)。
採尿のある方へ
尿の採り方
- 採尿は特に医師の指示がない場合には中間尿を採取してください。
(中間尿:排尿の最初と最後を避けた中間部分の尿) - 生理中の方は採尿室窓口でお申し出ください。
- 尿定性試験は食事の影響を受ける検査項目があります。特にビタミンC(アスコルビン酸)は多くの検査項目に影響を与えることがありますので、検査前にビタミンCが豊富なお茶やジュース、ビタミンC製剤などを多量に摂取することはお控えください。
- 医師の指示により早朝尿や24時間蓄尿を採っていただく場合があります。
便検査のある方へ
便の採り方
便潜血検査
- 容器に付属の「正しい大便のとり方」説明書を必ず読んでから採便してください。
- 生理日には採取しないでください。
- 採取後3日以内に提出してください。すぐに提出できない場合は冷蔵庫など冷所で保存してください。
- 親指の頭ほどの量を、渡された容器にお採りください。
- 正しい検査結果を得るために、その日の便をお出しください。
- 当日お持ちになれない時は、冷蔵庫で保管し遅くとも2日以内に提出してください。
喀痰検査のある方へ
喀痰の採り方
採る時間 | 早朝、起きた直後が最適です。 |
採る前に | 口の中を清潔にします。 歯を磨き水道水で良くうがいをしてください。 |
痰を採る | うがいの後、大きく深呼吸をして咳とともに痰を出します。 痰は肺の奥から出てくる黄色のものが検査に適しています。 唾液の混入は、できるだけ避けてください。 |
採った後 | 痰を採ったら渡された容器にティシュペーパー等で包まず入れてください。 容器のフタをしっかり閉めてビニール袋に入れてください。 |
保管する場合 | 冷蔵庫で保管し、なるべく早くお持ちください。(凍らせないでください。) |
生理機能検査を受ける方へ
- 検査によっては食事の制限があります。
- 脱ぎ着しやすい服装でご来院ください。
- 貴金属等は、はずしていただく場合があります。
- 整髪料・化粧を落としていただく場合があります。
- 女性技師をご希望の方は受付時にお申し出下さい。可能な限り対応いたします。
- 検査項目によっては、時間のかかる検査もあります。
- 検査中辛い体勢があった場合には、その場で遠慮なく担当者にお申し出ください。
- ご予約の検査患者さんで、予約時間に間に合わない場合や来院できない場合は、他のご予約の患者さんに影響が出るため、必ず事前にご連絡ください。
- 超音波検査は、対象臓器によって、検査前の注意や検査時間が異なります。