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眼科


お知らせ


概要特色(白内障)

白内障とは?

白内障は目の中の水晶体が濁り目の中に光が入りにくくなることによって視力低下を引き起こす病気です。原因としては老化現象、先天的なもの、アトピーによるもの、薬剤によるもの、放射線によるもの、糖尿病、外傷などがあげられます。
水晶体は3つの部分からなります。断面図で見ますと外側から嚢(前にある嚢を前嚢、後ろにある嚢を後嚢といいます)、皮質、中心が核です。

目の構造

白内障には濁っている部分により主に4つのタイプに分けられます
  • 前嚢下白内障
嚢の前の部分が濁っている白内障です。比較的若年者にみられ中心から濁り始めることが多いため明るいところでは見えにくさを強く感じます。明るいところでは瞳孔が小さくなり中心の濁りが瞳孔を覆ってしまうからです。

  • 皮質白内障 
水晶体の皮質のところが濁っている白内障です。もっとも一般的なタイプでかすむだけでなく光の反射が起きやすいためまぶしいのも特徴です。

  • 核白内障
水晶体の中心部の核から濁りが始まる白内障です。初期の症状としてはまぶしさは少ないのですが暗いところで見えにくくなります。進行すると核が硬く大きくなるので屈折力が増し近視が進行します。そのため「老眼が治った」と勘違いすることがありますがむしろ要注意です。また、硬く大きい核を超音波で削るのには時間がかかり、回復が遅かったり後嚢破損、核落下などの合併症の危険性も高くなりますので早めの手術をおすすめしています。

  • 後嚢下白内障
後嚢部分の中心から濁りが発生し、進行が早いのが特徴です。初期の段階から明るいところでのまぶしさや視力低下が強く、暗いほうが見えやすくなります。これは明るいところでは瞳孔が小さくなり中心の濁りが瞳孔を覆ってしまうからです。

白内障の治療

白内障に対する点眼薬や飲み薬がありますが、これらのお薬は白内障の程度をある程度遅くさせるためのものです。
したがって、白内障を治すためには濁った水晶体を取り除き代わりに眼内レンズを入れる手術が必要です。

白内障手術

三井記念病院の白内障手術の特色

  • 点眼麻酔
目薬の麻酔ですので痛みはありません

  • 角膜2mm切開
角膜切開は出血しないためワーファリン等の抗凝固薬を服用の患者さんでも休薬することなく手術を受けることができます。2mmの小さな切開は傷の直りが速く早期の社会復帰が可能です。

  • 短い手術時間
プレチョップ法を用いることにより手術時間が短縮され患者さんの負担が軽減されました。

  • ライフスタイルに合わせた眼内レンズの選択
非球面単焦点眼内レンズ、乱視矯正用眼内レンズ、遠近両用多焦点眼内レンズ等取り揃えており、目の状態、ライフスタイルに合わせた眼内レンズの選択が可能です。多焦点眼内レンズの診察に関しては先進医療の認定を受けています。

  • 日帰り手術・入院手術
どちらも可能です。全身状態があまりよくない場合は全身管理の行える入院手術をおすすめすることがあります。

眼内レンズのご紹介

単焦点レンズ

白内障手術時に眼内に入れる一般的なレンズです。単焦点のレンズを入れると術後は調節機能がなくなるためピントが合う距離は1点になります。このためピントを合わせていない距離を見るためには眼鏡が必要になります。
例えば遠くにピントを合わせた場合、遠くは眼鏡がなくても見えますが近くの新聞などを見るときは眼鏡が必要です。近くにピントを合わせた場合、新聞などは眼鏡がなくても読めますが、遠くを見るときに眼鏡が必要です。
乱視が強い方には乱視矯正用のトーリックレンズを使用しますので乱視が軽減されます。

多焦点レンズ

白内障手術時に入れる遠くと近くが見える遠近両用のレンズです。多焦点レンズを挿入することによりすべての距離にピントがあうわけではありませんが、日常生活における眼鏡の使用頻度を減らすことができます。
しかしレンズの構造上、暗いところで光の周辺に輪がかかって見える現象(ハローグレア)やコントラスト感度の低下が起きる場合があります。
また、残念ながら多焦点レンズはすべての方に向いているわけではありません。目の構造が弱い方、不正乱視が強い方等は単焦点レンズをお勧めしています。
多焦点レンズにはいろいろな種類がありますので多焦点レンズラインナップをご覧ください。
多焦点レンズラインナップ
ReSTOR Alcon社(アメリカ)の2焦点眼内レンズで中心のアポダイズ構造により瞳孔径が大きくなるほど遠方の光配分を大きくし、ハローグレアを軽減します。
手元のピントの合う距離は30センチ、40センチ、50センチと3種類ありライフスタイルにあわせて選択できます。暗所で瞳孔が大きくなった時は遠方の光配分が多くなるため近くを見るときに眼鏡が必要となることがあります。
夜間の光視症(ハローグレア現象)、コントラスト感度の低下があります。
乱視矯正用レンズがあります。先進医療の適応となっています。

ReSTOR

ReSTOR

Tecnis Multifocal AMO社(アメリカ)の2焦点眼内レンズで遠方近方への光エネルギーの配分が一定のため瞳孔径が小さい場合も近方が見やすいレンズです。
手元のピントの合う距離は30センチ、40センチ、50センチと3種類ありライフスタイルにあわせて選択できます。
夜間の光視症(ハローグレア現象)、コントラスト感度の低下があります。
乱視矯正用レンズはありません。先進医療の適応となっています。

Tecnis Multifocal

Tecnis Multifocal

Tecnis Symfony AMO社(アメリカ)の広い焦点深度(Extended depth of focus)を持つ新世代のレンズです。
エシュレット回折により遠くから中間まで落ち込みがなく、自然な見え方のレンズです。
Tecnis Multifocalに比べて高いコントラスト感度を維持しハローグレアなどの夜間光視症は軽減されていますが、
手元は若干見えにくいため老眼鏡が必要な場合があります。
乱視矯正用レンズがあります。先進医療の適応となっています。

Tecnis Symfony

Tecnis Symfony

Lentis Mplus Oculentis社(ドイツ)の屈折型2焦点眼内レンズです。
上方が遠方、下方が近方で境目が1つしかないため光学的ロスが少なくコントラスト感度は良好です。
手元のピントの合う距離は40センチ、60センチ、70センチと選択可能です。
完全オーダーメイドのレンズで乱視矯正用もあります。先進医療の適応はありません。

Lentis Mplus

Lentis Mplus

よくあるご質問

白内障手術について患者さんからよくあるご質問を紹介しています。
詳細はこちらをご覧ください

担当医師

部長

國富 由紀子(くにとみ ゆきこ)

学会認定
眼科学会眼科専門医

専門分野
白内障、眼瞼手術、眼瞼ボトックス治療

医長

北岡 千晶(きたおか ちあき)

専門分野
糖尿病網膜症、網膜疾患に対するレーザー光凝固治療

医長

大西 礼子(おおにし あやこ)
学会認定
眼科学会眼科専門医

専門分野
ブドウ膜炎、膠原病関連疾患、眼科一般

医長

永山 雅美(ながやま まさみ)
学会認定
眼科学会眼科専門医

専門分野
緑内障、眼科一般

外来診療表

当科の外来診療表はこちらからご覧いただけます。
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