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耳の手術



アブミ骨手術

耳小骨のうちアブミ骨が固着して音が伝わりにくくなり難聴となる「耳硬化症」に対して行います。アブミ骨を外して内耳につながる穴を開け、アブミ骨の代わりとなるピストンを挿入して聴力の改善を図ります。不可逆性に内耳の障害が起こりうるため鼓室形成術以上に慎重な操作が必要な手術です。当院では外耳道の中での切開で手術を行うため耳の後ろや前を切開縫合する必要がありません。術後安静が必要なので8日間の入院が必要になります

内耳窓閉鎖術

内耳に高い圧がかかったことをきっかけに内耳のリンパ液が中耳に漏れてめまい・難聴の原因となる「外リンパ瘻」に対して行います。手術の前に十分に検査をして診断しますが、必要となった場合には早期に手術を行うのが良いとされています。鼓膜をめくって中耳を観察し、漏れの可能性がある部位を耳の周囲から採取した結合組織で塞いでフィブリン糊で固定します。当院ではおもに内視鏡手術で行い手術時間を短縮、臨時手術として可能な限り早期に手術をおこなうよう配慮しています。漏れが落ち着くまで術後1週間程度の入院が必要となることがあります。