耳鼻咽喉科 ・ 難聴治療センター
お知らせ
2018年05月09日 読売新聞「病院の実力」に掲載されました。
2018年05月09日 「手術数でわかる いい病院2018」に掲載されました。
2017年11月13日 読売新聞「病院の実力」に掲載されました。
概要特色
- 耳の手術経験は5,000例をこえます。(奥野)
- 低侵襲手術で、耳硬化症の手術、鼓膜形成術は耳の孔の中だけで手術を行っております。
- 鼓室形成術においても、剃毛は行わず翌日より入浴・洗髪して快適に過ごしていただいています。
- 中耳炎のみでなく、各種難聴、めまい、顔面神経麻痺に対する手術を行っております。
- 各種の精密な聴力検査、めまい・平衡機能検査・顔面神経機能検査、また高機能の画像検査を行い、多方面から疾患の評価を行っています。
- 頭頚部の手術にナビゲーションシステムを導入しています。
2016年度から一部の耳の手術にもナビゲーションシステムを導入し、更なる安全の確保に努めております。
外来受診の注意事項
火曜日・木曜日は手術日のため、一般の受診はできません。救急の場合は耳鼻咽喉科外来へご連絡下さい。
精密検査は行えませんのでご了承ください。
精密検査は行えませんのでご了承ください。
主な対象疾患
- 難聴
- めまい
- 顔面神経麻痺
- 慢性中耳炎
- 慢性副鼻腔炎
- 音声障害
- 頭頸部腫瘍
- アレルギー性鼻炎
- 耳鼻咽喉科一般
鼓室形成術
慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、鼓膜の振動が内耳にうまく伝わらない伝音難聴に対して行う手術です。鼓膜をめくって奥にある病変を除去、必要のある場合には鼓膜の振動が内耳に伝わるように伝音再建(音を伝える耳小骨の機能を作り直す)、鼓膜の穴を塞ぐ操作を行います。乳突洞(耳の後方にある骨の中の空洞)に病変がある場合には乳突削開術という操作も行います。
手術の方法
全身麻酔で行います。
耳の後ろを切開して、耳と外耳道の皮膚・鼓膜を骨からはがしてめくり、顕微鏡で観察しながら中耳を操作します。必要に応じてドリルで骨を削り外耳道の形を整えるとともに中耳を操作しやすくします。
乳突洞に病変がある場合にはドリルで乳突洞表面の骨を削り開放して中の病変を除去します。伝音再建が必要な場合には耳の軟骨や耳小骨の一部を採取して形を整え、鼓膜とアブミ骨の間に音の伝わる経路を作ります。鼓膜に穴が空いている場合には耳の周囲の組織を採取・移植して穴を閉鎖します。必要な操作が終わったら鼓膜や外耳道・耳を元の位置に戻して縫合します。中耳や鼓膜は縫合できないので、血液から作った糊(フィブリン糊)を使って固定します。
耳の後ろを切開して、耳と外耳道の皮膚・鼓膜を骨からはがしてめくり、顕微鏡で観察しながら中耳を操作します。必要に応じてドリルで骨を削り外耳道の形を整えるとともに中耳を操作しやすくします。
乳突洞に病変がある場合にはドリルで乳突洞表面の骨を削り開放して中の病変を除去します。伝音再建が必要な場合には耳の軟骨や耳小骨の一部を採取して形を整え、鼓膜とアブミ骨の間に音の伝わる経路を作ります。鼓膜に穴が空いている場合には耳の周囲の組織を採取・移植して穴を閉鎖します。必要な操作が終わったら鼓膜や外耳道・耳を元の位置に戻して縫合します。中耳や鼓膜は縫合できないので、血液から作った糊(フィブリン糊)を使って固定します。
当院の鼓室形成術の特徴
以前に鼓室形成術を受けられた方には、耳の周囲の髪を大きく剃毛して、術後はしばらく頭に包帯を巻いた状態が続き、2週間の入院となった記憶のある方もいらっしゃると思います。
当院では剃毛は行いません。また術後のステップを見直し必要のない処置を省くことで、頭に包帯を巻くのは術当日のみ、翌日には縫合したところを創傷被覆材で覆うのみとして術後2日目で退院できることがほとんどです。めまいがあったり、安静が必要な場合は術後1週間程度の入院が必要となることがあります。内視鏡で手術を行った場合にはほぼ術後2日目での退院が可能です。全身麻酔のため手術前日に入院する必要がありますのでトータルの入院日数は4〜8日となります。
手術設備として最新の顕微鏡・4K内視鏡があり、よりクリアに術野が見えるようになっています。手術の安全性を高めるとともに医師の教育にも力を発揮しています。
当院では剃毛は行いません。また術後のステップを見直し必要のない処置を省くことで、頭に包帯を巻くのは術当日のみ、翌日には縫合したところを創傷被覆材で覆うのみとして術後2日目で退院できることがほとんどです。めまいがあったり、安静が必要な場合は術後1週間程度の入院が必要となることがあります。内視鏡で手術を行った場合にはほぼ術後2日目での退院が可能です。全身麻酔のため手術前日に入院する必要がありますのでトータルの入院日数は4〜8日となります。
手術設備として最新の顕微鏡・4K内視鏡があり、よりクリアに術野が見えるようになっています。手術の安全性を高めるとともに医師の教育にも力を発揮しています。
内視鏡下耳科手術
当院でも可能な症例には内視鏡で手術を行っています。内視鏡で手術を行うメリットは耳の後ろを切開する必要がなく術後の痛みが軽減されること、回復が早いことが挙げられますが、片手操作となることと乳突洞の病変は操作できないので従来型の鼓室形成術との使い分けが必要です。
当院の耳・鼻手術
アブミ骨手術、内耳窓閉鎖術、内視鏡下副鼻腔手術 などの手術の紹介はこちらをご覧ください。
主な手術・検査・処置などのご案内
手術・検査・処置名 | 予定入院日数 | 説明 |
鼓室形成手術 | 約4~8日 | 慢性中耳炎に対して行われる手術です。中耳や耳小骨に異常のある場合に行います。耳の手術のうち最も多く行われる手術です。当院は短期入院にも対応しています。 |
アブミ骨手術 | 約8日 | アブミ骨に由来する難聴、耳硬化症、耳小骨奇形で行われます。耳の孔の中だけで手術します。 |
ESS (内視鏡下副鼻腔手術) |
約3~8日 | 慢性副鼻腔炎に対し、保存的な治療で良くならない場合や、何度も繰り返す場合には手術を行う場合があります。ナビゲーションシステムを用いて手術を行います。 |
ラリンゴマイクロ (顕微鏡下喉頭手術) |
約3~7日 | 声帯ポリープ、声帯麻痺、喉頭外傷などに対して行われる手術です。 手術後は発声が制限されます。 |
※当科は多数のクリニカルパスを運用しています。
部長,難聴治療センター長
西村 信一(にしむら しんいち)
学会認定
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本耳科学会耳科手術指導医
専門分野
耳鼻咽喉科一般
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本耳科学会耳科手術指導医
専門分野
耳鼻咽喉科一般
科長
井上 亜希(いのうえ あき)
学会認定
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
専門分野
耳鼻咽喉科一般
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
専門分野
耳鼻咽喉科一般
医員
星 雄二郎(ほし ゆうじろう)
学会認定
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
専門分野
耳科学、耳鼻咽喉科一般
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
専門分野
耳科学、耳鼻咽喉科一般
専攻医
大塚 彩加(おおつか あやか)
言語聴覚士
三谷 尚子(みたに なおこ )
山崎 葉子(やまざき ようこ)
特任顧問
奥野 妙子(おくの たえこ)
学会認定
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科指導医
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
専門分野
耳の手術、難聴、めまい
学会認定
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科指導医
日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
専門分野
耳の手術、難聴、めまい
非常勤
畑 裕子(はた ゆうこ)
耳・・・80例
鼓室形成手術 | 46例 (うち乳突削開術併施 29例) |
経外耳道内視鏡下鼓室形成術 | 20例 |
アブミ骨手術 | 7例 |
内耳窓閉鎖術 | 1例 |
顔面神経減荷術 | 1例 |
耳瘻孔摘出術 | 4例 |
外耳腫瘍 | 1例 |
鼻・・・104例
内視鏡下副鼻腔手術 | 65例 (うち両側 33例) |
鼻中隔・下鼻甲介手術 | 27例 |
鼻腔腫瘍 | 12例 |
咽頭 ・・・13例
口蓋扁桃摘出術 | 7例 |
口腔・舌腫瘍 | 6例 |
喉頭 ・・・29例
喉頭微細手術 | 21例 |
コラーゲン注入 | 8例 |
頸部・・・45例
耳下腺手術 | 12例 |
顎下腺手術 | 4例 |
舌下腺手術 | 1例 |
頚嚢胞 | 2例 |
甲状腺 | 1例 |
頸部郭清術 | 1例 |
リンパ節摘出 | 16例 |
気管切開 | 5例 |
頸部膿瘍 | 3例 |
外来診療表
当科の外来診療表はこちらからご覧いただけます。
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