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大腸外科



大腸外科とは

小腸から結腸、直腸、肛門までの管状の臓器にできた疾患に対応し、その中でも大腸がんを中心に扱っております。大腸がんにかかる割合は40歳代から増加し始め、高齢になるほど高くなります。生涯で大腸がんに罹患する確率は男性で10人に1人、女性で12人に1人で、死亡者数は男性では肺がん、胃がんについで第3位、女性では第1位(人口動態統計によるがん死亡データ)と、早期発見と適切な治療が重要となります。

大腸がんの治療は、がんの部位や進行度により内視鏡治療・手術治療・化学療法・放射線治療・対症療法を組み合わせて行われます。大腸外科は“手術”を軸としたマネジメントを担当しております。

高齢化社会に向かい、外科治療は拡大手術から機能温存やQOLの維持を視野に入れた低侵襲手術へと移行しております。当科では腹腔鏡手術、ロボット(da Vinci)支援下手術の安全な普及を更に進めております。
当科は消化器外科と連携して安全に治療をおこなっております。三井記念病院外科の伝統をふまえ、大腸外科の発展ならびに地域の皆さまに安全で良質な医療を提供しております。
 皆さま方の温かいご指導とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


1. 高齢化社会に向け、様々な疾患を有する患者さんの手術を積極的に受け入れて参ります。

2. 機能の温存や生活の質(QOL)を優先した治療を考えます。

3.“最後の砦(The last Hope)”として、手術困難とされた疾患に対し再検討をくわえた上で
 高難度拡大手術を積極的に対応して参ります。

2021年6月1日
大腸外科
部長 田代 浄

当科の特長と治療方針

1.腹腔鏡手術やロボット支援下手術の検討を積極的に行い、
 体に負担の少ない治療を心掛けています。

 大腸がんの手術は、腹腔鏡手術やロボット(da Vinci)支援下手術を第一選択としています。
 ロボット支援下手術とは、腹腔鏡下手術をロボット支援下に行うもので、今までの腹腔鏡下手術の
 利点に加えて、がんの根治性や肛門・排尿・性機能などの機能温存の向上が期待されています。
 また、一つの傷でおこなう単孔式腹腔鏡手術も行っています。

2.専門医がすべての手術に参加します。

 大腸外科では、日本内視鏡外科学会の技術認定を取得した腹腔鏡手術の専門医が全ての手術に参加します。

3.ご高齢の方や様々な病気をお持ちの方にもチーム医療で対応しています。

 術前に適切な検査を行い、他診療科の専門医の意見も求めながら、全身管理を行います。そのため、
 ご高齢の方や様々な病気をお持ちの方にも安心して手術を受けていただけます。一方で患者さんの
 条件により、腹腔鏡手術が行えない場合もあります。
 それぞれの患者さんに対して最適の治療を一緒に考え、不利益のない手術を心掛けています。

4.“最後の砦(The last Hope)”として、難しい手術にも対応しています。

 拡大手術(他の臓器も含めて切除する)を導入し、手術困難とされた疾患に対して再検討をくわえ
 た上で手術可能かどうか判断しています。
 進行がん、再発がんは化学療法や放射線治療を組み合わせた拡大手術で根治を目指します。

5.肛門に近い直腸がんの場合、できるかぎり自然肛門を残すようにつとめています。

 肛門の筋肉の一部(外肛門括約筋)を温存しながらがんを取り除く究極の肛門温存術式、括約
 筋間直腸切除術(ISR)を実施しています。

6.退院後の不調にも適切な処置・治療を心掛けています。

 日中だけでなく夜間でも救急担当医と連携して適切な処置・治療を行うよう心掛けています。

治療法のご紹介① 大腸がん(結腸がん・直腸がん)の腹腔鏡手術

腹腔鏡(ふくくうきょう)手術ってどんな手術?

腹腔鏡手術とは、お腹に小さな穴を数か所開け、炭酸ガスでお腹を膨らませ、カメラでみながら行う手術です。お腹を大きく切らずに行えるため、傷が小さく、痛みも少なく、手術後の回復が早いという大きな利点があります。その傷は1年もすればほぼ目立たなくなります。一方腹腔鏡手術の難度は高く、手術時間も開腹手術より長くなるなどの欠点があります。腹腔鏡手術を安全にうけるためには、日本内視鏡外科学会による技術認定医(腹腔鏡手術の専門医)の在籍が必要です。

ご高齢の患者さん、心肺疾患や脳血管疾患などをお持ちの患者さんにはより身体への負担が少ない腹腔鏡手術が推奨されます。
【大腸がん手術の傷イメージ ※赤い部分が傷】

開腹手術

腹腔鏡手術

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●当科での腹腔鏡手術の適応疾患
悪性疾患・・・結腸がん、直腸がん、小腸悪性腫瘍
炎症性腸疾患・・・潰瘍性大腸炎、クローン病
良性疾患・・・大腸憩室炎膿瘍・瘻孔・出血、直腸脱、腸閉塞、腹壁瘢痕ヘルニア
急性腹症・・・急性虫垂炎、穿孔性大腸憩室炎
※入院と手術はすべて健康保険が適応されます。

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患者さんの条件により、腹腔鏡手術が行えない場合もありますが、最適の治療を一緒に考え、患者さんにとって不利益のない治療を受けることが大切です。お腹を切る前に一度意見を求めてみてはいかがでしょうか。

治療法のご紹介② 単孔式腹腔鏡手術

おへそ周辺に開けた1つの傷で行う腹腔鏡下手術で、体への負担が少ない手術法です。また、美容面にも優れています。部長の田代はこれまで100例以上の患者さんに施行し、通常の腹腔鏡手術と比べても遜色のない良好な手術成績を国内外の学会などで報告しています。詳細は下記をクリックしてご覧ください。

治療法のご紹介③ 再発に対する拡大手術

局所進行・直腸がん局所再発に対する手術治療(拡大手術)

直腸がんの局所再発とは、直腸がんの手術のあとに再び取った部分の近く(骨盤内)にがんが再発した状態です。直腸がん術後の局所再発率は約10%と高く、肺や肝臓への再発に比べて局所再発率が高いことが直腸がんの特徴です。

直腸がん局所再発の診断や治療には高い専門性と経験・技術が必要となります。特に、手術が可能か否かの判断は難しく、実際は手術が可能であっても手術困難と判断され、患者さんが根治の機会を得られないこともあります。
再発に対する拡大手術の詳細については下記をクリックしてご覧ください。

実績

手術件数(2020年10月 ~ 2021年 9月) 232例
大腸手術:うち腹腔鏡手術147例(ロボット手術 23例) 158例
 ー 結腸切除 100例
 ー 直腸切除(うちロボット手術 23例) 49例
 ー 骨盤内臓全摘術(うち腹腔鏡手術 2例) 3例
 ー 大腸全摘術(うち腹腔鏡手術 3例) 3例
 ー その他 3例
小腸手術(うち腹腔鏡手術 4例) 5例
人工肛門(ストマ)造設術 17例
人工肛門(ストマ)閉鎖術 14例
肛門手術 4例
緊急手術(うち腹腔鏡手術 7例) 24例
その他 10例

担当医師

部長

田代 浄(たしろ じょう)

田代 浄

学会認定
日本外科学会認定外科専門医・指導医
日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
da Vinci System training as a Console Surgeon

専門分野
特に下部消化管外科、腹腔鏡手術(単孔式手術、拡大手術)
消化器一般、腹部救急領域

予約について

外来日:
火曜日、木曜日、土曜日。受診日まで心配な時も急ぎ対応いたします。外来診療表はこちらをクリック

手術:
• 手術までの日数 2週間前後(病状応じて緊急対応も行っています。)
• 入院期間 約10日間
お待ちいただくこともありますので、受診時にご相談ください。

外来診療表

当科の外来診療表はこちらからご覧いただけます。
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