グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




大腸外科


ご挨拶

2020年10月1日より大腸外科を新設し、部長を拝命いたしました田代 浄(たしろ じょう)です。
大学卒業後6~8年目までの3年間、三井記念病院 消化器外科専門レジデントで修練させていただきました。その後埼玉医科大学国際医療センター下部消化管外科、青梅市立総合病院、聖路加国際病院と約15年にわたり消化器外科、主に大腸疾患の診療と腹腔鏡手術の研究に携わって参りました。古巣に戻ることは素直に嬉しく、光栄であります。

高齢化社会に向かい、外科治療は拡大手術から機能温存やQOLの維持を視野に入れた低侵襲手術へと移行して参りました。当科では腹腔鏡手術、ロボット(da Vinci)支援下手術の安全な発展を更に進めていく所存です。
1. 高齢化社会に向け、様々な疾患を有する患者さんの手術を積極的に受け入れて参ります。
2. 機能の温存や生活の質(QOL)を優先した治療を考えます。
3. “最後の砦(The last Hope)”として、手術困難とされた疾患に対して再検討をくわえた上で高難度拡大手術を積極的に対応して参ります。
 最後になりますが、当科は消化器外科と連携して安全に治療をおこなって参ります。三井記念病院外科の伝統をふまえ、令和から新たな歴史を創りだし、大腸外科の発展ならびに地域の皆さまに安全で良質な医療をご提供できるよう尽力していく所存であります。
 皆さま方の温かいご指導とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2020年10月1日
大腸外科
部長 田代 浄


大腸外科とは

小腸から結腸、直腸、肛門までの管状の臓器にできた疾患に対応し、その中でも大腸がんを中心に扱っております。その大腸がんにかかる割合は40歳代から増加し始め、高齢になるほど高くなります。生涯で大腸がんに罹患する確率は男性で10人に1人、女性で12人に1人で、死亡者数は男性では肺がん、胃がんについで第3位、女性では第1位(人口動態統計によるがん死亡データ)と、早期発見と適切な治療が重要となります。

大腸がんの治療は、がんの部位や進行度により内視鏡治療・手術治療・化学療法・放射線治療・対症療法を組み合わせて行われます。大腸外科は“手術”を軸としたマネジメントを担当しております。

当科の特徴と治療方針

ごく早期であれば、肛門から内視鏡を挿入してがんを切除する内視鏡治療を検討しますが、内視鏡治療の適応にならない結腸・直腸の早期がんと進行がんに対しては、大腸外科が開腹手術、腹腔鏡手術、またはロボット(da Vinci)支援下手術で手術を行っています。
  1. 腹腔鏡手術やロボット支援下手術を第一選択としています。また日本内視鏡外科学会の技術認定を取得した腹腔鏡手術の専門医が全ての手術に参加いたします。
  2. 術前に適切な検査を行い、他診療科の専門医の意見も求めながら、全身管理を行います。ご高齢の方や様々な病気をお持ちの方にも安心して手術を受けていただけます。一方で患者さんの条件により、腹腔鏡手術が行えない場合もあります。それぞれの患者様に対して最適の治療を一緒に考え、不利益のない手術を心掛けております。
  3. 大腸がんの治療方針は手術を担当する当科だけではなく化学療法、放射線治療を行う専門科とチーム医療で行っています。
  4. 肛門に近い直腸がんの場合、肛門の筋肉の一部(外肛門括約筋)を温存しながらがんを取り除く究極の肛門温存術式、括約筋間直腸切除術(ISR)を実施し、できるかぎり自然肛門を残すようにつとめています。
  5. 一つの傷でおこなう単孔式腹腔鏡手術もおこなっています。
  6. 進行がん、再発がんは化学療法や放射線治療を組み合わせた拡大手術(他の臓器も含めて切除する)で根治を目指します。
  7. ロボット(da Vinci)支援下手術の積極的導入。腹腔鏡下手術をロボット支援下に行うもので、今までの腹腔鏡下手術の利点に加えて、がんの根治性や肛門・排尿・性機能などの機能温存の向上が期待されています。
  8. 拡大手術の導入。“最後の砦(The last Hope)”として、手術困難とされた疾患に対して再検討をくわえた上で手術可能かどうか判断しています。
  9. 退院後の不調時にも、速やかに対応いたします。夜間でも救急担当医と連携し、適切な処置・治療を行っています。

治療法のご紹介 -腹腔鏡手術-

腹腔鏡(ふくくうきょう)手術ってどんな手術?

腹腔鏡手術とは、お腹に小さな穴を数か所開け、炭酸ガスでお腹を膨らませ、カメラでみながら行う手術です。お腹を大きく切らずに行えるため、傷が小さく、痛みも少なく、手術後の回復が早いという大きな利点があります。その傷は1年もすればほぼ目立たなくなります。一方腹腔鏡手術の難度は高く、手術時間も開腹手術より長くなるなどの欠点があります。腹腔鏡手術を安全にうけるためには、日本内視鏡外科学会による技術認定医(腹腔鏡手術の専門医)の在籍が必要です。

ご高齢の患者様、心肺疾患や脳血管疾患などをお持ちの患者さんにはより身体への負担が少ない腹腔鏡手術が推奨されます。
当科での腹腔鏡手術の適応疾患
悪性疾患・・・結腸がん、直腸がん、小腸悪性腫瘍
炎症性腸疾患・・・潰瘍性大腸炎、クローン病
良性疾患・・・大腸憩室炎膿瘍・瘻孔・出血、直腸脱、腸閉塞、腹壁瘢痕ヘルニア
急性腹症・・・急性虫垂炎、穿孔性大腸憩室炎
※入院と手術はすべて健康保険が適応されます。
患者さんの条件により、腹腔鏡手術が行えない場合もありますが、最適の治療を一緒に考え、患者さんにとって不利益のない治療を受けることが大切です。お腹を切る前に一度意見を求めてみてはいかがでしょうか。

予約について

外来日:
火曜日、木曜日、土曜日。受診日まで心配な時も急ぎ対応いたします。外来診療表はこちらをクリック

手術:
• 手術までの日数 2週間前後(病状応じて緊急対応も行っています。)
• 入院期間 約10日間
お待ちいただくこともありますので、受診時にご相談ください。

担当医師

部長

田代 浄(たしろ じょう)

田代 浄

学会認定
日本外科学会認定外科専門医・指導医
日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
da Vinci System training as a Console Surgeon

専門分野
特に下部消化管外科、腹腔鏡手術(単孔式手術、拡大手術)
消化器一般、腹部救急領域

外来診療表

当科の外来診療表はこちらからご覧いただけます。
外来診療表はこちら